こだわるということ

三連休最後の日曜は、「輪」ではないですが、結婚指輪を求めて1組のカップルがお店を訪れてくれました。
彼はゴールドの結婚指輪が欲しいとのことでしたが、現在はどのブランドもプラチナのみの物か、プラチナと金のコンビの物、ホワイトゴールドの物がほとんどで、イエローゴールドやピンクゴールドのみの結婚指輪としては、すぐにお見せできるようなリングはありませんでした。
しかし、彼はどうしてもゴールドで作りたい!というこだわりは譲れず、その気持ちの強さに「じゃあ作っちゃいましょう!」と私もすごくやる気が湧いてきてしまいました。まずは見積もりをお知らせすることにし、少しでも彼の理想のイメージにぴったりくるような結婚指輪を作りたいと思っています。
そんな彼の傍らで、彼に「どういうデザインの指輪がいいの?」と聞かれた彼女。彼女は店頭にあったゼクシィをペラペラとめくりながら、「きれいな指輪がいい。」とひとことポツリ。きれいな指輪・・・簡単なようで難しい・・・きれいっていろんな意味があるけどデザイン?石?何がきれいなものがいいのだろう?と思い、彼女が雑誌を見ている視線を追うと、ダイヤモンドが一列、もしくはぐるりと一周入った指輪を見つめていたのです。そこで、彼がゴールドで指輪を作りたいという気持にも合わせ、ピンクゴールドで、ダイヤがグルっと一周入った指輪を勧めてみると、彼女はそれまでの時間で一番の嬉しそうな笑顔をやっと見せてくれたのです 
非常にきれいなダイヤモンドが入っているので、ちょっとお値段は高めでしたが、とりあえずはこれも彼女のサイズで作った時の見積もりをお知らせすることにし、お二人は帰って行きました。
既成の結婚指輪では満足できないと、お店を訪れてくれた二人。自分たちの大切な結婚指輪を真剣に考え、こだわり、作りたいと願う二人の純粋な気持ちに応えられるよう努力したいなあと改めて気合いが入る出来事でした 

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