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  • 冬場の補聴器電池は2割ほど寿命が少なくなることがあります。
  • 冬場の補聴器電池は2割ほど寿命が少なくなることがあります。

    補聴器担当の中村です。
    冬場は、補聴器の電池消耗が減少することが多い時期です。
    その理由を簡単に解説いたします。
    発電が起こる仕組みですが、
    電池内部の亜鉛が空気中の酸素を取り込んで電解液を消費しながら発電します。
    *購入された電池にシールが貼ってあるのは発電をさせないためです。
    ところが、石油やガスのファンヒータやストーブをご使用される場合、
    空気中の二酸化炭素の濃度が高くなるために
    電池内部の電解液との化学反応が必要以上に行い、(余分に炭酸塩を形成)
    本来は酸素で発電を起こす電解液の容量を少なくしてしまうからです。
    また、乾燥した空気は電池の中の電解液の水分が蒸発しやすくなり寿命が短くなります。

    (http://panasonic.jp内のPZ18210より引用)
    温度(℃)、湿度(RH)、濃度(ppm) 蛇足:清浄な大気での二酸化炭素濃度は400ppm位です。

    補聴器のパンフレット内には、「電池寿命(連続使用)(h)」の記載があります。
    こちらの基準値は、通常状態を基準にしていますので、
    今の時期は2割程度は電池が早くなくなると思います。
    購入時は1パック余分にお求め頂くと安心ですね。